Struggle for existence

カードゲームと勉強と思考

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

今回のテーマは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」です。これをカードゲームに当てはめてみようと思います。

プレイやマリガンが上手い人とそうでない人の違いは何でしょうか?

僕はとどのつまり自分のデッキと相手のデッキ、相性、どのような試合展開になるのか?などを知っているかどうかだと思います。

プレイングの基準と言うのは「そのプレイが取りうる選択肢の中で一番勝ちに近いかどうか」で相違ないと思います。

初心者、つまり自分のデッキのことも相手のデッキのことも知らない人がなぜ勝てないかと言うと、何も知らないからです。

自分のデッキの強い動きを知らない、自分のデッキが基本的にどうやって勝つのか知らない。

判断基準がないんです。点数が分からないから優先順位が付けられる訳がない。

多分この領域はゲームをある程度やったり、初心者ガイドなどを読むことによって解決することができると思います。

で、問題なのがここからです。勝てる人とそうでない人の大きな違いです。

自分のデッキのことは知っているけど、相手のデッキの全様だとか試合展開を知らない、これが上級者とそうでない人の境目です。

マリガンで強そうなカードをキープすることができます。何となくそれっぽいムーブをすることができます。だけど相手のカードはそんなに覚えていない。覚えていてもせいぜい印象に残りやすい強いカードと全体除去ぐらいです。

初心者の場合は基準がありませんでした。中級者の場合は「自分本位」の基準があります。だからそこそこ勝てます。最強ムーブができれば誰でも勝てるというのは最適解が上級者でも中級者でもまったく同じになるからです。

マリガンの基準は「何となく強そう」。プレイの基準も「何となく強そう」。それが中級者です。

じゃあ上級者はどのようにプレイしているのか?冒頭でも述べた通り自分と相手両方のことを考えてプレイします。そんなの当たり前だろと思うかも知れませんがほとんどの人ができてないです。

まずマリガンにおいては最終的にどのように勝つのか?どのような試合展開になるのか?を基準にして考えます。どのマッチアップにおいてもマリガンが同じというデッキは数少ないです。先行後攻でも違ってきます。


よくマリガンが分からないという人がいますが、それはマッチアップを知らないからです。基準が分からないのに正しいマリガンなんてできる訳がない。

シャドバの超越がクソとか害悪とかいう人達はまず間違いなく「なんだかよく分からない内に負けるからクソ」なんです。具体的に何のカードが強くてどのような動きが強いかなんて一切説明できません。超越のデッキ内容ってどんなの?って聞いてみても数枚ぐらいしか言えないと思います。
相手が毎ターン具体的に何のカードを出してくるのか、負けるとしたどのように負けるのかを知っているだけで全然違います。

手っ取り早いのは相手のデッキパターンが分かったらネットでデッキレシピを見ながらプレイすることです。明らかに勝率が上がります。

で、環境にいるデッキに搭載されているカードを大体把握したら自分の中に評価基準ができると思います。

正しい評価基準を持ったならそれを基にプレイングを磨いていきます。そしてプレイが磨かれた上級者は何が最善手なのかを明確に知っています。だから強いのです。

終わり